クラフトマン・シップ

心を込めた丁寧な縫製

縫製の美しさにはこだわりを持って


細部まで手を抜くことなく、しっかりとキレイに縫い上げることを何よりも大切にしています。そのため、どの商品も同じく一定のクオリティを保ち、熟練職人さんならではの美しい縫製と仕上げを見ることができます。

迷うことなく真っ直ぐに縫われたステッチ糸に、熟練職人の素晴らしい職人技を感じます。すべて、お二人のハンドメイド作業によるもの。

コバ仕上げ

■細部まで手を抜かない丁寧な仕上げ


コバとは、カットした革の断面部分のこと。

切りっぱなしの革の断面は黒ずみやほつれが起こることがあるので、工房ではコバ部分を機械できれいに削り、革の部分と馴染む塗料を筆で塗り色を付けて加工する「コバ塗り」の処理をします。

この作業は、職人さんの仕事の丁寧さがよく出る部分でもあります。

工房ではコバ仕上げの過程に最新の注意を払い、塗料がはみ出てしまったり、雑な加工になってしまわないようこだわりを持って仕上げていきます。

革製品に関わる仕事をされているお客さんから、仕上げについて工房で直接質問されることも。コバ仕上げの美しさから、実際にレザークラフトをされている方の購入も多くいます。

お客さんからの「はみ出してしまったらどうするんですか?」との質問には、「絶対に失敗してはいけない作業だから、はみ出さないように丁寧に塗るだけだよ」とのシンプルな答え。

他の工房では、はみ出した部分をタオルで拭き取って磨いたりなどしていますが、お二人がタオルで拭き取っているところを見たことはありません。

イニシャル焼印

■大切に自分らしく使ってもらいたい


イニシャル焼印は、商品と同色の革のタグへ押すか、直接スタンプする方法の二種類から。

バッグなどへのイニシャル入れは、使う人のスタイルに合わせて選べるように取り外し可能な革タグも商品に付属しています。

タグへ入れる場合は、バッグとのバランスを見ながら丁度良い長さでタグの紐部分をカットし、バッグと相性の良い形のタグを選び、イニシャルを入れていきます。

タグは結び目がバッグの邪魔にならないよう、紐部分に切込みを入れてフラットなスタイルになるように考えて作られています。

必ず焼印用の台紙を下に挟み、位置がズレたりしないようきちんと調整して焼印を入れていきます。イニシャルに間違いがないかどうか、必ず試し押しで確認します。

イタリアでここまで正確で丁寧に焼印を入れてくれる工房は、少々珍しいです。

大切に長く愛せるものを作る

■特別を感じてくれるものを作りたい


オーソドックスなモデルでも、どこか「他では見つからないオリジナル」であることを大切に、バッグを制作しています。

オリジナル=自己満足ではなく、一番の喜びは商品を手に取ってくれるお客さんが、自分だけの特別を感じて笑顔で購入してくれること。 10年先も嬉しい気持ちで快適に使ってもらえること。

手にする人たちへ「特別」を届けたいからという想いがあります。

革工房「Leather Craftsman」の革製品には、そんな職人さんの優しい想いが込められています。こだわるのは技術だけではなくて、使う人を想う心も同じく大切にしています。

オリジナルを大切にしながらも、今だけではなく、10年後もキレイなまま、長く大切にできる丈夫で美しいバッグを作るのが工房の信念。

だからこそ、誰もが工房の革製品を手にした瞬間、心に響く大切な何かを感じるのです。


革工房「Leather Craftsman」のお二人は決して経験に奢ることなく、革を愛し、使う人を想いながら日々小さな工房で黙々とハンドメイド革製品を作り続けています。

そこにある素晴らし想いと物語を、未来へと繋げていきたいと心から思わせてくれるような美しい革製品が生まれるのは、ご夫婦の熟練職人としてのクラフトマンシップがあるからこそ。

それこそが、何にも代えがたい工房の礎となっているといえます。

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